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もうすぐ、更新(の予定)。。。。。 待っててね。


by bingotama
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お隣りさん

お隣りさん_c0103793_3304189.jpgうちの隣りには、バーニーとメアリーという夫婦が住んでいます。バーニーは73歳、メアリーは今年誕生日がきたら、60歳。うちはデュプレックスといって、家の側壁片側を二軒で共有するような建物です。同じようなかたちで約40世帯ぐらいが入居する界隈にあります。すべて新築物件でした。一つ一つのデュプレックスはデザインが微妙に異なり、まったく同じという家は無いのですが。
そんな中でも、バーニーとメアリーは比較的早く入居した人たちで、一昨年の秋ぐらいからこの家に住んでいます。二人ともルイジアナ州ニューオーリンズ出身なのですが、あの、アメリカ南部を襲ったハリケーン・カトリーナで自宅が被害をこうむったあと、住み慣れたニューオーリンズをあとにして、息子さん夫婦が住むここシアトルへ越してきたそうです。
現在ではもうだいぶ周りの家に人が入居しましたが、昨年夏に私たちが越してきたあとしばらくは、私たちとバーニーたち以外、ほとんど空き物件(というか、半分はまだ建築中)の状態でした。家どおしがくっついているということもあり、何かと声をかけあって、暮らしてきたのでした。くっついているのに、お互い顔もあわせないなんて、たぶんその方がなんとなく不自然だし、寂しいですよね。二人とも、南部出身の人たちらしく、とてもおおらかで気さくで温かく接してくれる人たちです。
特に、夫が仕事で留守だった昨年8月~10月ぐらいまでのあいだ、私は何かと彼らに助けてもらいました、、はい。まだ入居したてで知らないことも多かったので、家のことや近所のことなど、こちらが聞かなくても、色々と教えてくれました。笑 メアリーは料理もよくこなす人のようで、私が一人のときはよく夕飯や焼き菓子のおすそわけをしてくれました。まだ暑くて天気もよかった時期は、庭でのBBQにも一人呼んでいただきました。笑 当時は当然まだビンゴたまもおらず、夫も居ないためちょっと壊れかけて(笑)独り言が増えたりしてましたが(今は猫たちに話しかけすぎていて違う意味でアブナイかも。爆)、このお隣りさんと交流することも、正気を保てた理由のひとつかも。 (また大げさ。笑。あ あとは、夏のいい天気に毎日救われていたのも大きい。)
今はもう夫も戻っているので、お隣りも遠慮してくれてるのか(?)以前ほど顔はあわせませんが、でもお互いが旅行で家を空けるときは、連絡先など伝えていくとか、たまに料理が成功したら(笑)、おすそわけしあっています。
そんな折、今年に入ってすぐ、バーニーが手術を受けました。昨年の感謝祭の時期、ちょうどうちに夫の両親が滞在していた頃、バーニーが前立腺がんを患っていることが判明して、メアリーは直後かなり動揺していたのでした。
本人が、病気のことはあまり話したがらない、ということで、私も直接詳しくは聞いてないけれど、ひとまず今回手術は無事に済んだ様子。でも手術の影響でバーニーの両膝が腫れあがり、右側には水がたまってしまい、余分に入院し、膝を切って水を抜く処置もしたそうで。退院後も両膝が非常に痛むといって、私が様子を見に隣りへ行った際も、椅子に横たわり、尿を外へ出すチューブと袋も抱え、辛そうな表情でした。
右耳がまったく聞こえないので、いつも会話をするとき、お互いけっこう大声になってしまうバーニー(笑)。いつもおちゃめなこと言って笑わせてくれる。そんなバーニーをさりげなくフォローして温かく見守る、心やさしいメアリー。クリスマス前、私が旅行に行くことを伝えに行ったら、すごく素敵に飾ってあったクリスマスツリーの下に、きれいにラッピングして私たち用に用意してあったクリスマスプレゼントを手渡してくれました(旅行から戻ってから開けたら、猫用のかわいらしい写真立てでした)。その場では、思いもよらずで、胸が熱くなりました。
早く、また元気なバーニーに戻って欲しい、と願うばかり。
写真のクッキーは、チョコチップ&ヘーゼルナッツ&オートミール。以前焼いて持っていったら、メアリーが『なんて美味しいの!』と感動してレシピを欲しがったので、英訳して教えてあげた。二人の好物だと思って、また焼いて持っていってあげました。バーニー、喜んでかじってました。
by bingotama | 2007-01-12 05:19 | 交流